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モノモナ Pet column ペットコラム

サマーカット、やっていい子・避けた方がいい子

毎年夏になると「うちの子もサマーカットにしたほうがいいですか?」というご相談を多くいただきます。

確かに、見た目がスッキリすることで涼しそうに見えますし、毛が短くなるとお手入れもしやすくなりますよね。

ただ実は、すべてのワンちゃんにサマーカットが向いているわけではありません。毛質や犬種、皮膚の状態によっては、短くしすぎることでトラブルの原因になることもあります。


カットOKな犬種・カットNGな犬種

まず、ワンちゃんの毛の構造には大きく分けて2タイプあります。

カットに向いている犬種

トイプードル・マルチーズ・シュナウザー・ヨークシャーテリアなど
→「シングルコート」と呼ばれる毛質で、毛が伸び続けるのが特徴です。

このタイプは定期的なカットが必要で、サマーカットも可能。暑い時期にはいつもより短めに仕上げてあげることで、熱がこもりにくくなり、清潔に保ちやすくなります。

 

注意が必要な犬種

ポメラニアン・チワワ(ロング)・柴犬・ゴールデンレトリバー・シェルティーなど
→「ダブルコート」と呼ばれる毛質で、下毛と上毛の2層構造になっています。

この毛は断熱材のような役割をしており、暑さ・寒さ両方から体を守ってくれています。
サマーカットで短くしすぎると、逆に紫外線や熱の影響を直接受けてしまい、熱中症や皮膚トラブルのリスクが高まる場合も。

また、ダブルコートの犬種をバリカンで極端に短くしてしまうと、毛質が変わってしまったり、生えそろわなくなることもあるので注意が必要です。

 

おすすめのスタイル例と長さ

1. 【テディベアカット】(トイプードル・マルチーズなど)

ふんわり丸いシルエットが人気のスタイル。
→ 夏は体の毛を「12cm」程度に短くして、顔まわりや足元に丸みを残すと、涼しさと可愛さのバランスがです。


2. 【サマースタイル】(シュナウザーなど)

体は35mm程度にスッキリ短く、顔まわりの眉や髭で個性を残す王道スタイル。
→ 清潔感と涼しさを両立でき、日常のケアも楽になるのが魅力です。


3. 【ライオンカット】(ポメラニアンなど)

体を短く刈って、頭部やしっぽの先に毛を残すインパクトのあるスタイル。
→ ダブルコートの子には基本的におすすめしませんが、「暑がりな子・皮膚に問題がない子」であれば相談の上で取り入れることもあります。


4. 【お腹&内股部分だけすっきり】(ダブルコート犬種向け)

全体の毛は残しつつ、熱がこもりやすい部分だけを整える方法。
→ 「できるだけ自然な見た目を残しつつ、涼しく快適にしてあげたい」子におすすめです。


まとめとアドバイス

サマーカットは、見た目の変化だけでなく、ワンちゃんの快適さや健康に大きく関わる選択です。そのため、「なんとなく暑そうだから」と自己判断で極端に短くしてしまうと、かえって負担になってしまうことも。

当サロンでは、その子の犬種・毛質・性格・ライフスタイルなどをトータルで見ながら、一頭一頭に合わせた“夏の快適スタイル”をご提案しています。
「サマーカットしても大丈夫?」「このくらいの長さでいい?」など、気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください!